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「放牧経産牛とは」

「経産牛」とは子牛を生産する母牛の事。だいたい10年近く生きる牛です。牛は基本的に年数が経つほど肉としての価値が低くなり市場では評価されてきませんでした。

 しかし経産牛は肉の味が濃くて「美味しい」というのが業界では当たり前の感覚。世界で一番美味しい牛肉を追った映画「ステーキ・レボリューション」ではスペインの14歳の経産牛が一番美味しいと言われています。(月齢30ヶ月以上の外国産牛肉は輸入できないので日本では手に入りません)そういう経産牛は役目を終えると一般の牛と同じように肥育(穀類を中心に食べさえて太らせる事)をするのですが、

それをウチでは放牧をして牧草を食べさせ育てました。

これが「放牧経産牛」です。

 しかし放牧で生産する牛肉は1頭からとれる肉量が少ない、運動もしているので肉が硬いと言われ業界では非常識な方法でした。

そんな放牧生産になぜ取り組むのか。

 理由はエサにありました。一般に肥育される牛のエサは外国から輸入された穀類中心。僕はその現状を見て地域の資源を活かし、エサを自給でまかなえないか、そう考えて行き着いたのが牛を放牧し、草で育てる事でした。

 実際に自分で育てた牛肉を食べた時、すごく美味しかったんです。​噛めば噛むほどガツンと肉汁がでてくる。食べても飽きないぐらいにほどよく入った脂肪。煮込んでも形が崩れず濃い味もそのまま。

 色んな事が見えてきて充分この肉にも可能性があると思い、販売することにしました。日本では1%未満しか流通していない「放牧経産牛」是非一度ご賞味ください!

→(放牧経産牛についてもっと詳しく)

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